道路・橋梁・トンネルInfrastructures

アフリカ北部回廊の起点であるモンバサは、東アフリカ地域の玄関口として重要な都市であるが、急激な人口増加に対応したインフラ開発の遅れや車両数の増加により交通渋滞が深刻化している。

モンバサ郡の経済の中心地であるモンバサ島は、北側及び西側では大陸と陸路で接続されているが南側大陸とは、幅約500mの海峡で隔てられており、モンバサ島と南側大陸間の移動手段はフェリーしかないため、1日20万人以上が利用するフェリーは、乗船待ちの長い車列が終日発生し、多大な社会経済的損失を生じている。またフェリー事故が頻発し安全確保の点からも架橋が切望されている。

このような状況を改善するために、モンバサ島とリコニ地区を接続する橋梁建設事業（本事業）に係る協力準備調査(F/S)が実施され、引き続き詳細設計が実施された。

事業概要：
主橋梁：橋長1,320m（複合斜張橋、中央スパン660m）
アプローチ橋梁：総延長2,142m（鋼箱桁橋、PC箱桁橋、PC版桁橋、PC-U桁橋）
ランプ橋：総延長1,340m（PC箱桁橋、PC版桁橋）
取付道路：総延長4,671m
街路拡幅：総延長4,163m
運営維持管理施設：料金所、管理事務所、軸重計量所、ITS設備等

リコニフェリー（超過密状態）

モンバサゲートブリッジ完成予想図