鉄道、バス高速輸送システムRailways・BRT

2019.09 - 2028.10

プロジェクト名

南北延伸鉄道事業(マロロス-クラーク & ソリス‐カランバ)施工監理

  • BIM/CIM
  • 施工監理
国名:フィリピン
東南アジア
発注者:DOTr

日本から航路にて約4時間半ほどに位置するフィリピンは人口約1億1千万人、国民平均年齢が26歳と非常に若く活気あふれた東南アジア国の一つです。発展途上国であるフィリピンは首都圏では交通渋滞が慢性化しており、物流輸送の遅れ、そして排ガス公害に大きく影響していて、インフラの整備が急がられています。

 

その中で、2014年3月からフィリピン首都マニラを中心に南北に繋がる鉄道の南北線基本設計調査が始まり、2019年9月より施工監理チームが発足し2020年から首都マニラから北(N2)に約51.4km間の工事が始まり、2023年からは、南(SC)の54.6km間の建設も始まろうとしています。完成は部分開通を2027年から開始し、2029年の全線開通を予定しています。この工事には世界各国々から約200名の鉄道のエキスパートがここに集結し、工事の施工監理を行っていて、工事完成に向けて尽力しています。

 

この工事が完成した後、首都圏内の交通渋滞が緩和、沿線の発展これに伴う首都圏人口集中の分散、南北間の人流が今以上に活発になり、フィリピン経済を大きく発展させることに期待ができます。

 

工事概要
工事全長約106km
内訳
北線 51.4km:軌道高架橋区間98%, 地下区間2%, 駅舎6(地上5, 地下1) 車両基地1
南線 54.6km:軌道高架橋区間98%, 地上区間2%, 駅舎(地上19), 車両基地1

 


南北延伸鉄道事業(マロロス-クラーク & ソリス‐カランバ)施工範囲

 


下部工施工状況

 


地下駅施工状況

 


発注者運輸省(DOTr)大臣 との定例会議集合写真

 


車両基地施工状況

 


プレキャストセグメント設置状況

一覧に戻る

事業内容一覧